学位プログラムリーダーのご挨拶
学位プログラムの意味を今一度理解しよう
「学位プログラム」とは、学生に学位を取得させるに当たり、当該学位のレベルと分野に応じて達成すべき能力を明示し、それを修得させるように体系的に設計した教育プログラムのことです。従来のような学部や研究科等の組織に着目した制度ではなく、学位のレベルと分野に応じて達成すべき能力を修得するよう、学生の視点に立って設計された制度です。学位の名称と実際を一致させることが学位プログラムの本質です。
情報学学位プログラムは、文理融合の学際的アプローチにより、情報に関する知識と技能を学ぶよう設計してあります。情報に文系と理系の区別はありません。文と理の両方の研究力とメディア、システム、リソースに関する知識の獲得を目指すのが情報学学位プログラムです。
情報学学位プログラムでは、オタク文化から川や海などの流体シミュレーションまで情報に関わる研究なら何でもできます。SNSなどの刹那的な情報発信も何百年にも及ぶ資料保存も情報学の射程内です。研究手法としても社会調査、心理学実験、哲学の思考実験、フィールドワーク、コンテンツデザイン、脳波測定、プログラム作成、デバイス製作など多様です。研究の多様さという意味では学位プログラム中随一といえるでしょう。ぜひとも情報の混沌に挑戦してください。
情報学学位プログラムリーダー
宇陀 則彦