「メタ労働プラットフォーム構築を通じた計算論的分業の理論的・構成的研究」(基盤研究(A)、研究代表者:森嶋厚行、2022年度~2025年度)

近年、クラウドソーシング、スキルシェアなどの「労働プラットフォーム」が台頭し、新しい働き方を可能にしています。労働プラットフォームの本質は、従来プロジェクトマネジャや上司が行っていた分業マネージメントのAI化であり、人間では困難なスケールとスピードによる新たなサービスの創出がこれからも期待されます。また、労働プラットフォームは、インターネットを通じてアクセス可能な数十億規模の人々とAIを通じて、ビッグデータ、機械学習、人間の知を組み合わせて創出される「融合知能」を実現するプラットフォームでもあり、これまでは解決困難であった問題に対してAIと人間の協力による新たな解法をもたらします。本研究では、複数の労働プラットフォームにまたがって高度機能を提供するメタ労働プラットフォームを構築し、データベース領域で成功している宣言型フレームワークと問合せ最適化理論を元に、複数プラットフォームの全体最適化、労働力不足を補うAIワーカ活用、労働者を幸せにする労働者視点の最適化等などの研究を通じて、「計算可能で」「より良い」プラットフォーム上での分業を明らかにします。論文を書くだけでは無くシステム実装を行う構成的な研究に興味があり、それを用いた様々な社会問題の解決に熱意がある学生を歓迎します。

参考サイト:https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22H00508/