小野研究室

中学・高校での探究学習指導を効率化する「プレゼンテーション指導AI」の研究開発(公益財団法人電気通信普及財団 研究調査助成、研究代表者:小野永貴、2023~2025年度)

 2021~2022年度開始の新学習指導要領によって、中学校・高等学校の全教科で「探究的な学習」が導入されました。探究的な学習は、生徒一人一人が異なるテーマを扱うこともあり、進度や前提知識も大きく異なるため、教員による個別的な指導が必要になります。しかし、現状では、探究的な学習を支える人的体制は十分に構築されていません。小野研究室では、この社会課題に貢献すべく、情報メディアを活用して探究的な学習を円滑化する基盤環境の確立を目標とし、図書館情報学の見地から研究を行っています。

 電気通信普及財団から助成をうけた今回の研究では、探究的な学習のプロセスの中でも、特に最終段階にあたる「探究成果のまとめ・表現」に着目しています。昨今、中学校・高等学校の探究で扱われるテーマは高度化しており、中学生・高校生が「学会」で成果を発表する時代が訪れています。しかしながら、学術的なプレゼンテーションの練習は多大な時間を要するため、学校教員が全ての生徒の発表を個別的に指導することは、現実的ではありません。そこで本研究では、プレゼンテーションの基本的能力の向上を支援するシステムを開発し、発表指導を効率化することを目指しています。

 当研究室では、これらの研究成果を各地の学校現場へ還元することにより、探究的な学習の全国的な促進に資することを志向しています。このような実践的な研究テーマに関心のある学生を、広く募集します。