お知らせ
中国・吉林大学School of Business and Managementの代表団が筑波大学春日エリアを訪問しました。
2024年12月11日および13日の両日、吉林大学School of Business and Managementの代表団(教員3名、学生9名)が筑波大学を訪問し、講演、研究室訪問、学生ワークショップなど、多岐にわたる交流が実施されました。
今回の訪問交流は、2024年4月に開催されたiConference 2024(情報学分野におけるトップクラス国際学会)を吉林大学School of Business and Managementと本学図書館情報メディア系が主催したことを契機として実現しました。
吉林大学は本学の全学交流協定校であり、近年はシステム情報系、医学医療系などにおける交流の実績があります。
12月11日には、吉林大学教員による講演が行われ、両大学の教員および学生約30名が参加しました。Yingtong Guo教授は、“How to Explain China’s Economic Growth”をテーマに、Jun Deng教授は、“Interdisciplinary and Topic Preferences in Digital Humanities: A Cross-Dimensional Analysis Based on WoS”をテーマに講演しました。参加者は興味深く、聞き入っていました。
その後、吉林大学教員・学生は、図書館情報メディア系教員の研究室(関洋平准教授、落合陽一准教授・李晶晶助教、飯野奈美助教、松原正樹准教授)を見学しました。
また、学生ワークショップ・交流会「Information for pushing boundaries of our future(情報が拓く未来への展望)」が開催されました。吉林大学5名と本学の大学院生3名がデジタル記憶、AI動画検索などのトピックについて、発表し、活発な質疑応答が行われました。このワークショップ・交流会は両大学の学生間の交流を深めるだけでなく、次世代の情報学分野における人材育成という観点からも有益な機会となりました。
12月13日には、図書館情報メディア系教員3名による研究講演が行われました。伊藤寛祥助教は、“Modeling social networks towards Human+AI coexisting society” をテーマに、村田光司助教が“Reconstructing and Representing Medieval Archives in the Digital Age” をテーマに、加藤誠准教授は“The Myth of Neural Information Retrieval”をテーマに講演しました。それぞれの講演後には、吉林大学の教員・学生から多くの質問、コメントがなされました。
その後、吉林大学Yingtong Guo教授(School of Business and Management副研究科長)、およびJun Deng教授と本学関係者(歳森敦図書館情報メディア系長、森嶋厚行図書館情報メディア副系長、宇陀則彦情報学学位プログラムリーダー、鈴木伸崇知識情報・図書館学類長、福田正浩図書館情報エリア支援室長)によるDeans Meetingを開催し、将来の教育研究連携の可能性を議論しました。
学生の相互派遣やオンライン共同授業の検討など具体的な連携内容について、友好的な雰囲気で議論が交わされました。
同日には、吉林大学のYi Song助教と本系の西川開助教によるデータガバンスに関する研究交流も行われました。
今回の訪問により、図書館情報メディア系、および情報学学位プログラム等の関連教育組織と吉林大学School of Business and Managementとの国際的な研究、教育協力のさらなる発展が促進され、さらには図書館情報メディア系、および情報学学位プログラム等の関連教育組織の国際的評価の向上につながることが期待されます。