デジタルネイチャー研究室(伏見助教)
(1)「国際協力と超音波で目指す生物学のSociety5.0化の序章」(JST SICORP 新たな国際頭脳循環モード促進プログラム 研究代表者:伏見龍樹・ルチ・グプタ、2022年度~2023年度)
(2)「超音波マイクロ流体操作基盤を用いたタンジブルユーザーインターフェースの開発」(若手研究 研究代表者:伏見龍樹 2023年~2024年度)
デジタルネイチャー研究室の一員として、超音波を活用した革新的なメディアデバイスを開発しています。人工知能の進展によりデジタル処理は急速に高度化していますが、私たちは物理世界に属しているため、デジタル領域で処理された情報や指示を現実世界に効果的に還元する手段が必要があります。ロボットは質量があり,高速移動するには膨大なエネルギーと力が必要ですが,超音波は慣性がなく、文字通り、「音速」で操作対象を変えながら直接操作できるため,フィジカルインターフェースとしての活用が期待されます。
近年、我々は「超音波デジタルマイクロ流体基盤」と呼ばれる先進的な超音波物体操作技術を開発しており、新たなユーザーインターフェース開発の可能性や生物学や化学の分野での実験の自動化などへの応用性を世界各地の研究者と積極的に協力し検証しています。物理世界とデジタル世界の相互作用を強化し、それによりデジタルネイチャーを実現することに情熱を持つ学生を歓迎しています。
参考サイト:
(1) https://www.jst.go.jp/pr/info/info1600/pdf/info1600.pdf
(2) https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-23K16916/