叶研究室では現在、以下の2つの科研プロジェクトを中心に研究を進めています。

(1)「安心と信頼の視点から見る留学生のソーシャル・サポート・ネットワークの形成と異文化適応」(若手研究(B)、研究代表者:叶 少瑜、2017年度~2021年度)
(2)「『モバイル×ソーシャル時代』のSNS使用と幸福感等に関する総合的研究」(基盤研究(B)、研究代表者:叶 少瑜、2021年度~2024年度)

 若手研究(B)は社会心理学のアプローチを用いて、メディア使用と異文化コミュニケーションの理論を融合したものです。本プロジェクトを通して、日本人に対する信頼感と日本人からのソーシャル・サポートが留学生の日本における被受容感の向上とストレス感の低減に効果があることが解明されました。また、同国人に対する集団同一視と同国人から獲得したソーシャル・サポートの関係は中華系留学生と非中華系留学生によって異なることも分かりました。これらの成果は留学生の日本社会への適応に関する重要な示唆を提供しています。2021年度には博士前期課程の留学生2名が本プロジェクトに参加し、調査のデザイン・実施からデータ分析、論文執筆等を体験し、今後の成果が期待されています。基盤研究(B)はデジタルネイティブ世代のSNS使用がいかに精神的健康、特に幸福感と関係するのか、社会情報学・メディア心理学を中心に、文化人類学・情報学・教育工学の研究者と共に学際的なアプローチから解明を進めています。本プロジェクトは始めてから間もないですが、SNS使用や精神的健康等に興味がある方を広く募集しています。

参考サイト:
(1)https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K17620/
(2)https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21H03770/