最先端映像メディア技術による地域記憶の世代間サーキュレーション(基盤研究(B)、研究代表者:歳森敦、2018~2021年度)

 本研究は、地域が有する知識や記憶の継承を目的として、高齢者世代と若者世代の間の地域記憶の循環の確立を目指しています。同じ地域に住んでいても、世代が違うと体験していることも異なっているため、地域記憶は異なっています。そこで、異なる世代がお互いの地域記憶を交換することによって、自らが持つ地域記憶を豊かに育てることができます。本研究では、記憶の循環を促進するためVR技術を採用し、蓄積した「語り」を関連コンテンツとともに表示することで、臨場感や没入感を向上させるデジタルアーカイブシステムを開発します。
 本研究では、つくば市周辺在住の高齢者10名程度と筑波大学生5名程度を対象とした非構造化インタビュー調査を実施しました。インタビューでは、つくば地区における代表的な出来事(筑波研究学園都市建設,筑波大学開学,つくば万博,つくばエクスプレス開業)について、思い出せる限りの記憶を自由に語ってもらいました。それら語りの一部をVR動画として作成し、VR用ヘッドマウントディスプレイで閲覧できるようにしました。
 情報学学位プログラムでは、本研究のほかにも地域の自治体や図書館と連携した研究数多くを行っています。人文科学、社会科学、自然科学の様々なアプローチから研究できるのが情報学学位プログラムの強みです。ぜひ情報学学位プログラムへの進学をご検討ください。